歌と音楽で映画を彩ったジャック·ドゥミの展覧会
歌と音楽で映画を彩ったジャック·ドゥミの展覧会

歌と音楽で映画を彩ったジャック·ドゥミの展覧会

22/08/2014
[映画.com ニュース]「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などで知られ、ヌーベルバーグをけん引した映画作家のジャック·ドゥミの展覧会「ジャック·ドゥミ 映画/音楽の魅惑」が、東京·京橋の国立近代美術館フィルムセンターで8月28日から開催される。また、関連企画としてアンスティチュフランセ東京で、「ジャック·ドゥミ、映画の夢」と題した特集上映が9月13日から行われる。
 「映画/音楽の魅惑」展は、昨年フランス·パリのシネマテーク·フランセーズで行われた展覧会のアジア初の巡回展。スチル写真や撮影スナップ、美術デッサン、製作資料のほか、ドゥミによるアート作品を紹介する。また、日本との合作映画「ベルサイユのばら」(1978)の、同展コミッショナーで、映画評論家のマチュー·オルレアン氏による解説付き上映やトークイベントを開催。「シェルブールの雨傘」主演のカトリーヌ·ドヌーブを世界的なスターにしたことや、作曲家ミシェル·ルグランとの共同作業など、ミュージカル映画で日本でも人気を博したドゥミの生涯と業績を振り返る。
 また、ドゥミの作品は、フランス映画史の中でも最も独創的とも言われているが、これまで日本では、数本の代表作しか上映されていないのも現状だ。特集上映「ジャック·ドゥミ、映画の夢」では、デビュー作「ローラ」をはじめ、「モデル·ショップ」「都会のひと部屋」などデジタル修復された作品、あるいは日本で上映される機会があまりなかった作品を計6本を上映する予定。こちらでもオルレアン氏によるレクチャーが行われる。(手描きの油絵)
 「ジャック·ドゥミ 映画/音楽の魅惑」は東京·京橋の国立近代美術館フィルムセンターで8月28日から12月14日まで。「ジャック·ドゥミ、映画の夢」はアンスティチュフランセ東京で9月13日から26日まで(その後日本支部を巡回予定)。(印象派複製画)
 

 


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