天下一の茶人織部しのぶ 京都·大徳寺で四百年遠忌茶会
天下一の茶人織部しのぶ 京都·大徳寺で四百年遠忌茶会

天下一の茶人織部しのぶ 京都·大徳寺で四百年遠忌茶会

11/06/2014
「天下一」とも言われた大名茶人古田織部の四百年遠忌追善茶会(同茶会実行委員会主催)が命日の11日、京都市北区の大徳寺で催された。茶道研究者や数寄者らが趣向を凝らした席に約千人が訪れ、ゆかりの茶道具などで先人をしのんだ。
 古田織部(1543~1615年)は千利休の高弟の1人で、利休没後、「へうげもの」と称される大きくひずんだ茶碗を用いるなど大胆で自由な茶風を示し、茶器制作にも「織部好み」の影響を残した。(複製画)
 この日は、筒井紘一・今日庵文庫長や木下收・北村美術館長ら6人が、黄梅院と芳春院、総見院の3塔頭に、それぞれ濃茶席と薄茶席をしつらえた。織部筆の消息を床にかけたり織部が所持したと伝わる黒茶碗や茶入、水指、好みの道具を用いたりして往時の茶会をたどった。
 同実行委員会の宮下玄覇・古田織部美術館長は「織部の茶は、道具の一つ一つをみても人を楽しませた。節目を機に、さらに親しんでもらいたい」と語った。
 

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